Basic Ethical Guidelines For Living Life of Yoga — Niyamas
私なりにまとめていくYogaの教えの続き
今回は5つのYamas禁戒(ヤーマ)と5つの勧戒Niyamas(二ヤーマ)のうち
勧戒=(個人の規律として守るべき生活習慣、推奨的な戒め)
前回のタパスhttps://kaori-sasaki.com/basic-ethical-guidelines-for-living-life-of-yoga-niyamas-3/に続く4番目のNiyamas
4 スワディヤーヤ についてです。
スワディヤーヤの「スワ」とはサンスクリット語で「自己」のこと
「アディヤーヤ」とは「学習」や「教育」という意味があります。
自分を正しく知る自己探求のための研究といった感じでしょうか、、、
Yogaに関する文献『Yoga Sutra』『Bhagavad Gita』『Veda』といった様々な聖典を読むことに限らず、スピリチャル本を読んだり、マントラを唱えること(太陽礼拝も含めて)、瞑想すること、世界中の聖なる書物『Bible』『Koran』なども知識として広く学ぶことで、真の自己に関する研究をしましょうという教えです。
知識としての勉強ではなく、それらを通して心で学びとることで、「私は誰なのか」といった自分の理解を得ること、自分を研く勉強を続けていくことだと解釈しています。
自己探求というと、自分の本質を知ることだったり、新しい自分を発見することだったり、自分とは一体なんなのかを考えたり、、、、私は小さい頃から答えの出ないことを考えるのが好きな子どもでしたが、なかなかそれを人に表現することって難しいものですよね。
ただでさえ自己の霊性や目に見えないものを探求することって、困難なように思われてしまいます。
読んだり聞いたりするものや、何か視覚的なものからのインスピレーションだったり、自分の心が動かされていたりする実感を客観的に見つめてみることが、自己探求に繋がっていくポイントなのではないかなと。
それを感じるための繊細な感覚を得ていくためにも、身体を使ったHatha Yogaの練習があると思うのですが、その他に私たちの身の回りには、実際に目には見えなくても、確かに感じられる繊細な感覚って沢山あります。
人の心の動きだったり、溢れてくる愛情だったり、自分の体の声だったり、エネルギーだったり、優しさだったり、風の音や匂いや自然の変化だったり。。。また、心にグッとくる映画を観た時、神聖な絵画を鑑賞した時にも、自分にしかわからない自己に繋がるものを感じることって実は色々あると思います。
大事なことは、見えないものを感じてみようと、ちょっと変ですが前向きな意識で真の自己への興味を持ち続けること。
そういった感覚に意識を向けて、1日の生活の中で5分でも時間をとって自分と向き合い対話する事や、自己分析をする事も規則的なスワディヤーヤの実践となります。
このスワディヤーヤを実践することで、自分の過去の体験の意味を理解出来るようになったり、より善い自分でいられるように心を高めていくことができます。
自分の感覚と学び続ける姿勢を大切にしながら、少しずつ努力して成長していきたいですね。
八段階あるYogaの第二段階もあと一つ
次回はイーシュワラプラニダーナ(神への献身)についてです。