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Basic Ethical Guidelines For Living Life of Yoga — Yamas

 
 

 
パタンジャリが八支に分けた段階のはじめの項目、ヤーマについて
ずいぶんゆっくりペースですが、続けてYogaの道を進んで参りたいと思います。
 
本日は2番目の項目、サティヤについてです。
1つ目のアヒムサーについての前回のブログはこちら
https://kaori-sasaki.com/yamas basic-ethical-guidelines-for-living-life-of-yoga/
 
2 サティヤ 正直
サティヤは「正直」、嘘をつかないこと。
自分に対しても常に正直に徹するということです。
 
前回の1つ目のアヒムサーが心の状態の事であったようにサティアも同じように自分を偽らずにいるための練習だと感じています。
 
どんな自分であっても、自分が今感じている事を自分で認める勇気を持つという事。
 
本来、自分にも人にも常に正直で居られることは、とても気持ちがよいものです。
ですが、人には色んな感情があり、誰もがいつも美しい感情ばかりではありません。
怒りや苦しみの感情を持つ事もあります。
周囲に対する妬みや怒り、恐怖など、自分で許せなかったり責めてしまってマイナスな感情に陥る事はアヒムサーに反する事になります。それでも正直でいる為にはそんな醜い感情を持った自分を逃げずに直視し、認めることが大切です。結果その方が自分の感情から逃げるより、早く楽になります。
 
私も何となく調子が出ないときにマイナス感情が働いてしまったり、何気ない人との関わり合いの中で、どこか不安を感じたりしてしまった時、何故か自分自身にも心を閉ざしてしまう瞬間があります。
そんなときに、サティアの実践を思い出します。
 
また人に対してお世辞を言ったり、方便としての嘘をつくこともサティアに反する事だと言われています。
もし嘘をついてしまったら、一人になったときに振り返ってその嘘の背景は何かを探る努力をするようにします。嘘は自分を守る為の嘘である事が多いのですが、その弱い自分を認めてあげることが第一歩だと思います。
 
ああ、自分に自信がなかったんだなぁとか、悲しかったんだなぁとか。。。その時に、きちんと自分の気持ちに向き合うという事です。
 
Yogaの練習を続けていると、自分に正直でいることにごまかしていくことが出来なくなっていきます。
 
パタンジャリの示したスートラ 第36:正直(サティア)に徹した者には、行為とその結果がつき従う。
 
常に正直であるならば、言う事の全てが現実となる時が来る。
絶対的に正直な心を確立すると、恐れのない状態がやってくる。
 
きっとそれが自分自身の本質であるという事。もちろん常に正直に徹する事は簡単な事ではありませんが、醜いと感じる自分の感情も今の自分の心の状態として受け入れ、今の自分から逃げずに生きる練習を続けていきたいですね。
 
(次回はアスティアです)

2015-06-20 Blog