Be good , Do good
今年も残り少なくなりました。
Yoga Binduのブログを読んで下さり、ありがとうございました。
ブログを書くことは私自身、頭の中を整理していく良い機会になっていますが、自分のことも更に深く知ろうと努力する良い機会でもありました。
来年は、皆様にもう少し読みやすく出来るように努力して参りたいと思っています。
今日は2015年を振り返って思うこと。そして心に刻まれた言葉です。
スワミ シバナンダのお言葉でアシュラムに掲げられていた文字。
2015年、今年前半は再渡印も叶って、ヒマラヤのガンジス川の上流の、清過ぎる程の大自然のパワーを受け取り、チャージする事ができました。
Yoga Binduにお越し下さった方々との交流や指導をさせていただく中でも色んな自分自身を知り、体とこころの事、物事の捉え方、Yogaに向き合う姿勢などこれまでとは少し違う視点からも自分を感じることができた1年でした。
全ての学びを受け止めながら欲望や執着、または不必要な考えを手放せるように自己管理していく修練の一年だったように思います。
インドから帰って来てからも、自分の好奇心を満たしてくれる師との出会いがあったり、その流れに乗ってAsanaをもう一度学んだり、後半はKundalini Kriya Yogaのコースを修了することができました。
Kriya Yogaは主要なYogaの流派の始源ともいわれるYoga瞑想のテクニックです。インドや世界中のその他のスクールで、もっとたくさんのKriyaを学ぶ事が出来ます。
私もはじめはその多くを学びたいと思っていましたが、授業に付いていくのが必死な状態で、自分の記憶力と英語力のなさに毎回泣きそうになりながら、20のKriyaを実践していく中で新しい感覚を得る事が出来ました。
これまで、過去生や未来生などがあることを学んだYogaの教えをふまえ、少々混乱していた頭の中に、過去も未来も今の積み重ねでしかなく、今は今だけしかないという意識が根付いて、ようやく「今」という概念が自分にしっくりくるようになって来た気がします。
私にとってのYogaは、一生勉強の道。
Yogaを通じて出会う仲間からも、常に新しい発見や自分に必要だったことを学ばせてもらっていると感じます。
終りのないように見えるYogaの道もゴールも自分自身も、平等のところにあり、意識も心も理解も全ては無限大に広がっている。
だからこそ、今に集中する感覚を得た事は、私にとって思いがけない学びであり、大きなヒントでした。
私がYogaを学ぶ理由は、本当は何の為に生きているのかを知りたいという奥深い欲求と、生きている実感で心が満たされたい、という欲求、幸せに生きたいという欲求が発端でYogaの教えには体や瞑想などを学ぶ事によってその答えやヒントを教えてくれると感じていたから。
でも今は答えやヒントは教わることではなく、いつも自分の中にあって、今の自分を経験する事で納得したり感覚を得る事ではないのかなと思います。常に変化しながら流れ続けている自分の思考をたとえ好きや嫌いの感情があったとしても、今ただ正しいと思う方向へ、善い方へ変化させていく習慣を付けていくことがYogaなのではないかと。
幸せなYogaの道とは善の道であり、今、善き人であるように、今、善き行いをすること。善い意思や行いの修練がやがては習慣となり、それがYogaになっていくのではないか、そんなことを思っています。
最近になって、改めて「ただ善くあれ、善くせよ」と言われたシバナンダ先生のその言葉が響いています。
「今、良き人間でいられるように、行いには心を込めて」
残り少ない2015年、今を大切に心豊かに過ごして、また新しい一年を迎えたいと思います。