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Flexibility of body and mind

 
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リラックスしてYogaに向き合いながら体を柔らかくしていきたい」
プライベートYoga Bindu Sessionで最も多いご要望です。
ご本人のご希望や目的を設定し、お一人お一人に合わせたメニューを毎回ご用意させていただいておりますが、フィジカル面だけでなくメンタル面の柔軟性も大切にしています。
 
体の硬さは十人十色、それぞれの体の柔軟性にはそれぞれに限界があります。
筋肉トレーニングや体をしっかり伸ばす過度のアサナは体幹を鍛えたいといったご要望がない限り出来るだけ少なく、ゆっくりとした呼吸に連動した動きが中心です。ただ、体と繋がる心の柔軟性について考えるとき、自分の今の体の限界を知る要素としてとても大切だと感じています。
 
例えば、写真の様な股関節やハムストリングスを伸ばすポーズを中心に行っていく場合、完成系が頭に入っていると人の意識はそこに到達しようと頑張ってしまいます。
 
また、無理をすると痛みや怪我の元になってしまう為、どこまで伸ばして良いのかもためらうことと思います。苦痛を伴う事で初めて、自分の体の柔軟性の限界を知ることが出来るのだとおもいます。
 
そこで冷静になってなんのためのアサナであるのか、またどうしてもっと伸ばしたいのか、考えてみます。
どうしてAsanaの練習をするのか?という質問を受けることがあって以前のBlogでも書きましたが
(https://kaori-sasaki.com/awareness-of-yoga/)
 
ポーズの中では、体の声と心の声が同時に聞こえてきます。
 
自分のエゴを知りながら、限界を知っていく
 
そんな小さな自分の限界の範囲を知ることに慣れていくことで限界のある自分に降参する意識と、ここまで出来たと自分をよし!と認める意識が同時に働くようになっていきます。
 
私が思うYogaの良いところは、そんな時にふとありのままの自分を客観視しながら認めてあげられること。
 
心が理想の形や欲にとらわれず、ありのままを見る態度を養うことが出来るようになることでメンタルも強く心も柔らかくなるのではないかと思っています。
 
 

2015-12-12 Blog