NEWS & EVENTS

The Turtle

びあデサパ
私が住んでいるデサパークシティは、イスラムの国マレーシアで、数少ないドッグフレンドリーパークで愛犬びあも毎日、公園をルンルン気分でお散歩しています。
 
今の時期はヘイズで空気も悪く、蒸し暑い日はゼィゼィ言っておりますが、13歳を過ぎても外の風を感じながらゆっくり歩くのが好きなので、疲れたらちょっと休めるベンチがあったり、ペット同伴できるカフェなどもあって、助かっています。
 
 
公園には、大きな池があって、そこにはたくさんの鯉や亀、メダカや蛙など色んな生き物がいて(アロワナみたいなびっくりするほど大きなのもいます)週末にもなれば、ワンコを連れてお散歩にくるファミリーでいっぱいになる憩いの公園です。
 
もともとチャイニーズの住んでいたエリアだったため、華人も多く、鯉はラッキー&マネーを運んでくるものとあって、何故か公園に自分の鯉を放流したり、わざわざパンを買ってきて鯉に与えていたりしてる中国人をよく見かけます。
 
私は鯉よりも亀によく目が行くので、鯉に取られないように亀に狙っておせんべいを与えたりしています。(暇な爺さんみたいですが)
 
亀
 
陸にじっとしている亀よりも、池をヒョイヒョイと泳いでいる亀を見てるのが好き
 
小さい頃、神道を信心していた祖母に連れられて毎月1日には愛宕神社へお参りしていましたが、神社の小さな池でたくさんの亀が動かずにじーっと甲羅干しになっていて、それをみているのもなんだか好きだった事を思いだします。
大人達から蛇や亀というのは神様の使いなのだと教わったことも心のどこかにひっかかっているのかもしれないなぁ、、
 
インドの神話において、亀は大宇宙の洪水で失われた宝や不老不死の薬(蜜)アムリタを取り戻そうとした神々が、宇宙の海に波を沸き起こすのですが、その時に作業を手伝ったヒンドゥー教の神ヴィシュヌ神が化身した姿だとされています。
 
Yogaでインドの文化に触れるようになってから、日本でも同じ考え方があったり、言い伝えられている事柄が繋がっていると感じる事はたくさんありますが、インドで言われるように亀や魚が神様の化身だとしたら、日本で神様の使わしめといわれるのも頷けるなぁと思ったりしながら、ぼーっと亀を観察しています。
 
亀といえば、クールマーサナ
「クールマ」=亀
 
Yogaの聖典「ヴァガバットギータ」によると、
「亀が外的な危険から四肢をひっこめるように、心の安定している者は欲望を対象物から引っ込める。そのとき、バランスのとれた理解が生まれる」と述べられています。
このポーズでは、悲しみにあっても喜びにあっても平静を保つことが出来るようになる。
欲情、恐れ、怒りが去り、苦しみにあっても苦しまず、享楽にも影響されなくなる。
また、背骨の調子を整え腹部内臓のはたらきを促進し、脳神経を鎮めるのだそう。。。
 
何かどうにもならないような思いに駆られたときや、深呼吸したくなるような気分の時、少し力を抜いて精神的にリラックスしたい時に、しばし亀になってみる。
 
確かに、心が静まり、なんだか謙虚な気持ちにさせてくれます。
背骨の血行も良くなり、神経を静める効果があるのですね。
 
 
 
クールマーサナ

Kurmasana(亀のポーズ)
両足を前に揃えて伸ばし座ります
足を開いて膝を立て両手を膝の下に出来るだけ深〜く差し込みます
息を吐きながら、ゆっくりと上体を前にしながら
両手のひらを床につけて腕を伸ばし、両肩に近い腕の付け根の上を膝の裏で押さえます。
 
 

 

2015-10-11 Blog